盛岡でDX支援を探す前に|進め方と依頼先の選び方

「DXを進めたい。でも、何から手をつけたらいいのか分からない」。盛岡で事業をされている経営者の方から、よくうかがう言葉です。

補助金の案内は届きますし、セミナーの告知も目にします。それでも自社の話として落とし込めないまま、気づけば一年が過ぎていた。そういうご相談は珍しくありません。

この記事では、盛岡の中小企業がDX支援を受けるにあたって、依頼する前に自社で決めておきたいことと、支援先を見極める確認ポイントを整理します。特定のツールを勧める内容ではなく、進め方そのものの話です。

盛岡の中小企業がDXでつまずく3つの理由

ご相談をうかがっていると、つまずく場所はおおむね3つに集約されます。

1. 目的が「ツールを入れること」にすり替わる

本来の目的は、業務のどこかを楽にすることや、売上につながる時間を増やすことのはずです。ところが検討が進むうちに、「どのシステムを入れるか」が論点の中心になっていきます。すると導入した後で、「これで何が変わったのか」という問いに答えられなくなります。

最初に決めるべきは製品名ではありません。どの業務の、どの工程を、どれくらい短くしたいのか。この一文が書けているかどうかで、その後の判断の速さがまったく変わります。

2. 社内で旗を振る人が決まっていない

「みんなで進めよう」は、実質的には「誰も進めない」と同じ意味になりがちです。とくに十数名から数十名の規模では、通常業務を持ちながらの兼務になりますから、役割が曖昧なままだと最初の一歩で止まります。

専任者を置く必要はありません。ただ、社内の窓口が誰なのかだけは決めておく必要があります。

3. 手に入る情報が自社の規模に合っていない

検索して出てくるDXの事例は、数百名規模の企業の話が中心です。専任部署があり、予算も桁が違います。そのまま真似ようとすれば、当然うまくいきません。

規模が違えば、始める順番も変わります。20名の会社が取るべき最初の一手は、500名の会社が取る一手とは別のものです。

DX支援を頼む前に、自社で決めておきたい3つのこと

支援先に丸投げをすると、かえって遠回りになります。次の3点は、依頼の前にご自身で決めておくことをおすすめします。

対象の業務を1つに絞る

全社的に、と考えた時点で動きが鈍ります。最初は1業務です。見積書の作成、議事録の作成、問い合わせへの一次返信。どれか1つで構いません。範囲を狭めるほど、効果の有無がはっきり見えます。

社内の窓口を1人決める

決裁者である必要はありません。現場の実務を分かっていて、支援先とやり取りができる方であれば十分です。ここが決まっていないと、支援側は誰に何を確認すればよいか分からず、進行が止まります。

自分の時間単価を計算しておく

ここは、ぜひ一度やってみていただきたいところです。ご自身の年収を年間の労働時間で割ってみてください。仮に1時間あたり8,000円だとして、月に20時間を資料作成に使っているなら、その業務には月16万円分の時間を投じている計算になります。

この数字を持っていると、「その支援は高いのか安いのか」の判断が感覚論ではなくなります。月に何時間空くのか、その時間をいくらと見るのか。DXの投資判断は、本来この2つで決まります。

盛岡でDX支援の依頼先を選ぶ5つの確認ポイント

依頼先を比較するときは、提案書の見た目ではなく、次の5点を確認してください。

  1. 業務の現場を見にくるか。オンラインでも構いませんが、実際の作業手順を確認しないまま提案が出てくる場合は注意が必要です。
  2. 特定の製品に提案が偏っていないか。販売代理が主たる収益源の場合、提案が製品ありきになることがあります。
  3. 最終的に自社で回せる形を目指しているか。運用のたびに依頼が必要な仕組みは、費用が止まりません。
  4. 導入後の定着まで面倒を見るか。DXは導入日ではなく、3か月後に使われているかどうかで結果が決まります。
  5. 費用の内訳が説明されるか。初期費用・月額・オプションの区別が曖昧な見積もりは、後から膨らみやすくなります。

生成AIから始めるのが現実的な理由

基幹システムの入れ替えから始めようとすると、検討だけで半年、費用も数百万円という話になります。中小企業にとって、最初の一手としては重すぎます。

その点、生成AIを使った文書作成・議事録・メール対応の効率化は、初期費用がほとんどかからず、数週間で効果の有無が分かります。うまくいかなければやめられる、という点も重要です。

小さく試して、社内に「変えると楽になる」という実感が生まれてから、次の投資判断に進む。この順番であれば、失敗しても傷が浅く済みます。DXという言葉の大きさに身構える必要はありません。

盛岡での具体的な取り組み方は、こちらのページでもご紹介しています。

盛岡でのAI活用支援について

岩手県AI活用協会の支援の形

当協会は東京都八王子市と岩手県盛岡市に事務所を置いています。ご相談の内容に応じて、現地にうかがうこともあれば、オンラインで進めることもあります。研修や現場の確認は訪問で、日々の相談はオンラインで、といった組み合わせも可能です。

会員プランは4種類です。いずれも月額・税込の金額です。

  • ライトプラン 3,300円
  • スタンダードプラン 5,500円
  • プレミアムプラン 11,000円
  • エグゼクティブプラン 33,000円

まず何から手をつけるべきかを整理したい、という段階であれば、無料相談からご利用いただけます。

よくある質問

Q1. DX支援とAI導入支援は何が違いますか

A. DXは業務やビジネスの仕組みそのものを見直す取り組み全体を指し、AI導入はその手段の1つです。ただし中小企業の場合、実務上は生成AIの活用が最初の入り口になることが多く、結果として両者は重なります。

Q2. 社内にITに詳しい人がいなくても始められますか

A. 始められます。むしろ、現在の業務手順を一番よく分かっている方が窓口になるほうが、進みが早い傾向があります。技術的な部分は支援側が担います。

Q3. 補助金を使って進めることはできますか

A. 制度は年度ごとに内容も締切も変わるため、その時点で使えるものを一緒に確認するかたちになります。ただ、補助金ありきで対象業務を決めると本来の目的から外れることがあるため、まずは自社で何を変えたいかを固めることをおすすめしています。

まとめ

盛岡でDX支援を探すとき、最初に比べるべきは支援会社ではありません。自社の中で「どの業務を、誰が窓口になって、どれくらい短くしたいのか」を決めることが先です。ここが決まっていれば、支援先の良し悪しは自然に見分けがつくようになります。

そのうえで依頼先を選ぶ際は、現場を見るか、製品に偏っていないか、自社で回せる形を目指すか、定着まで見るか、費用の内訳が明確か。この5点を確認してください。

何から整理すればよいか分からないという段階でも構いません。無料相談で、現状をうかがったうえで最初の一手をご提案します。

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